“みんなの憧れ”という光と闇|『プラダを着た悪魔』を久しぶりに観た感想

“みんなの憧れ”という光と闇|『プラダを着た悪魔』を久しぶりに観た感想

こんにちは!Rolo.アクセサリーのakiです。

最近、かなり久しぶりに『プラダを着た悪魔』を観ました。

初めて観た時から、大好きな映画です。

 

もう20年近く前の作品ですが
全然色褪てせないというか、
今でも本当に魅力的な作品だなって思います。

 

主人公のアンドレアが「何百万人の女性の憧れ」といわれるランウェイの仕事に全力投球した結果、見違えるようにオシャレでスタイルもどんどん美しくなって、ついには気難しいカリスマ編集長ミランダに認められるようになる。

 

でも最後は、その「みんなの憧れ」というポジションを守るために、大切な友人や恋人・これまで助けてくれた同僚を切り捨てなければならず、そんな世界を「仕方がない」と受け入れられず、ランウェイでのキャリアを突然、捨てる。

 

仕事に夢と希望を抱いた女性が、憧れを求めて成長して輝く姿、理想と現実のギャップ、そしてその憧れにのまれてプライベートが犠牲になり、やがて自分の意思が分からなくなる葛藤など…

とっても見事に凝縮されています。

 

憧れを手に入れた結果、実はそこは自分が望んでいない世界だった。

ファッション業界に関わらずリアルでも大いにあることです。

 

だから求めるなとは全く思わなくて「誰もが憧れるような存在になりたい」って思い努力することは、人生を豊かにするための一つの要素だと思います。

 

でも代わりに「自分の本当の夢や、意思、大切な人たち」を失うことは、みんなの憧れでいることの代償として、本当に見合うのか??

というと・・。さすがに釣り合いません。

 

仕事に全力なことは大事だけど、仕事だけに夢中になると、どんなことが起こるのか。働く女性として気付かせてくれる『プラダを着た悪魔』。

 

きっとこの先、何年経っても色褪せない名作です。

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